―Contemporary Vessel―

2022-09-15/2022-09-25

セイコーハウス銀座ホール , Tokyo , Japan

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Description
鮮烈な“青”と“赤”の情景。印象的な色彩とシンプルなかたちでありながら、何故か心を揺さぶる作品群。このたび近藤高弘さんと山田 晶さんによる展覧会を開催いたします。

近藤さんは、1958年生まれ。染付の作品制作からスタートし、銀色の雫が器体に降り注ぐような“銀滴彩”という独自の表現で一躍脚光を浴びました。その後も陶とガラスの融合を試みる等、陶芸という一表現分野に留まらない幅広い芸術表現を追求し、今日に至っています。

山田さんは1959年生まれ。焼き物でありながら、どことなく漆芸の赤のような色調と滑らかさを感じさせる“ 猩々緋 しょうじょうひ ”という独特な赤色をベースに、黒色などを組み合わせた造形的な作品を創作しています。

今展では、二人の創作の原点ともいうべき“うつわ”をテーマに展開いたします。
シンプルなうつわの形体をとりながら、各々の作品を組み合わせることにより、観る方のイマジネーションを刺激する、うつわの存在以上の何かが伝わってくるかのようなイマジネーションを掻き立てる展観です。
近藤さんの静謐な青と山田さんの内に秘めた情熱を感じる赤。その色、カタチが織りなす、創造性に溢れる感性と共鳴する世界をぜひ体感してください。